
デザインスクールの仲間と不定期で交流会を開催しています。
芯和
2023年から月に1、2回程度、シンビデザインスクールで授業や講話などをさせていただいています。
シンビデザインスクールは、Well-beingの理念を掲げているだけあって、スタッフの方々も受講生の方々も心を開いている様子で、とても心理的安全性の高い場だと感じています。
そのため、私の授業では、ねこゼたちが担当することがあったり(動画ではなくレアなねこゼたちの授業です)、デザインについて深く広く理解することやバイアスに気づくためなどの目的でさまざまなワークを取り入れたりと、もちろんその日に必要な内容はきちんと進めていますが、いろいろなことを受講生の方たちと一緒に試しながら、楽しんで授業をさせていただいています。
私がこのスクールの環境をとても気に入っていることもあり、休憩時間やお昼、放課後の部活の時なども含めて(受講生や先生方が主導してさまざまな部活まである活気があるスクールです)、事務室で教頭先生の椅子に勝手に座ってスタッフの皆様と雑談をしたり、校長先生の飼っている犬がたまにいるのですが、ねこゼと犬が(命がけで)遊んだり、楽しませていただいております。
遊んでいるだけと思われてしまわないために一応、卒業後に受講生アンケートをいただくのですが、「知識が豊富」、「デザインの深い部分を学べる」、「受講生想いなのが伝わってくる」、「人を否定しない」、「とてもわかりやすい楽しい授業」、「眠くならないとてもためになる内容」、「質問してお礼を言ったら先生からありがとうって返ってきて感動した」など、ものすごく嬉しい感想の数々をいただいています。
たぶん、こうした感想をいただけることにも、心理的安全性の高い環境が少なからず影響しているのではないかと思っています。
また、昨年末にスクールで行われた打ち上げでは、全体への挨拶を任せていただく機会もありました。その際には、「普段から青柳先生は、他の先生や受講生の方とも誰とでも仲良く話していますね」とも言っていただきました。
自分では特別なことをしているつもりはなく、興味を持った方にはつい話しかけてしまうだけなのですが、そうした普段の関わりを見ていただけていたことは、とても嬉しく感じました。
もちろん皆様が私を受け入れてくださっているからこそですが、スタッフの方々とも仲良くさせていただき、そんな何気ない関係の中から、「今度飲みに行きましょう」という話になり、私も発起人の一人として関わる形で、ゆるやかな集まりが生まれました。
デザイナー、エンジニア、クリエイター、漫画家、経営者など、さまざまな職種の先生方、それから教頭先生や事務員さんにもご参加いただき、少しずつつながりが広がっています。
今回は、前半は弊社、芯和Cocowaに集まり、ボードゲームクリエイターのジラフィズムさんが持ってきてくださったボードゲームで遊びました。
以前も一度ジラフィズムさんにボードゲームを主催してもらって感じたのですが、正直ボードゲームにここまで深い考えがあるとは思っていませんでした。
ルールや道具の設計、進行役の場のつくり方、初めて参加する人への配慮、難しすぎずしかし簡単すぎない絶妙なバランスなどなど。
「そこまで考えられているのか!」と驚き通しでした。
ゲームという言葉だけを聞くと、ただ楽しく遊ぶことのようにも思えますが、実際には、人がどう感じるか、どう迷うか、どう選ぶか、どう関わるかまで詳細に考えられていて、とても深いデザインなのだと感動しました。
その後は、近所の人気店「鉄板焼 峰」さんで交流会を行いました。
事前予約の時からとても良くしていただき、当日もおいしい料理をいただきながら、楽しい時間を過ごすことができました。心から感謝です。
おそらく予約しないと入れないと思いますが、おすすめです。
今回のような集まりは、仕事として行っているわけではありませんし、仕事にしようとも考えていません。ただ、こうした日常の中の何気ない会話や、相手に興味を持って話を聴くこと、誠実に向き合うことの積み重ねは、私にとってとても大切なことの一つです。
私は、ブランディングを、見た目をつくることや、表に見える成果物だけのことだとは考えていません。もちろん、ロゴマークやWebサイト、名刺やパンフレット、写真や動画など、目に見える形を一貫性を持って整えていくことも大切です。
でもその前に、その人が何を大切にしているのか。どのような経験をしてきたのか。どのような人たちと関わりどのような関係性の中で仕事をしているのか。そういったことをできるだけ深く話していただくには、安心して話していただける信頼関係が必要です。そして、信頼関係はすぐにできるわけではありません。信頼関係を作るためには、相手に興味を持ち、丁寧に話を聴き、少しずつ理解していく。もちろん自分自身の成熟も必要です。そういったことが、私たちの考えるブランディングの土台にあります。
まずは人として何気ない話ができる関係になる。何度も顔を合わせる中で少しずつ話せるようになることもある。その積み重ねから、困ったときに相談できたり、一緒に何かを考えたり、思いがけない形で新しいことが生まれたりするのだと思います。
シンビデザインスクールに関わらせていただいたことで、クリエイティブに関わる方々とのつながりもとても増えました。本を出版されている方や、さまざまな場で活躍されている方も多く、皆様と話していると、自分にはまだ知らないことや見えていないことがたくさんあると実感できます。またそれだけではなく、単純に楽しく過ごせる時間もとても大切だと感じています。
これは、クライアント様との関係でも同じだと考えています。仕事のために仲良くなるというより、まず相手に興味を持ち、その会社のことや、そこで働く人たちのことを知ろうとする。何度も話し、同じ時間を過ごす中で、少しずつ何気ない話や、普段はなかなか出てこない考えを聞かせていただけることがあります。そうして知った考えや背景が、結果としてデザインやブランディングの質を高めることにもつながっていくのだと思います。私自身、クライアント様の会社では、できるだけ「外部の制作会社」という距離にとどまらず、そこで働く方々と自然に話ができる関係になれたらと考えて行動しています。クライアント様のお客様から「社員さんですか?」と間違えられるくらいが、私にとってはちょうどいいと考えています。
この会も、日常の中の何気ない会話から始まり、人が人を呼び、少しずつつながりが広がってきました。これからも、無理に大きくすることは目指さず、日常の中の小さな会話や、相手に興味を持って誠実に向き合う時間を大切にしながら、ゆるやかにつながり続けられる場にしていきたいと考えています。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
シンビデザインスクール
ジラフィズム

Masanobu Aoyagi
Brand Director/Communication Designer/Photographer/Educator/代表取締役
有限会社芯和代表取締役。デザイナー・フォトグラファー歴20年以上、ICT関連講師歴25年以上。ヒアリングから、契約、ディレクション、写真・動画撮影、編集、配信、グラフィック・Webデザイン、ユニバーサルデザイン、セキュリティ、コーディング、プログラミング、機器オペレーション、教育までを行う。対話と共感を通じた信頼関係の構築を重視しており、障害福祉経験15年も活かし、より深い相互理解に基づいた本質を表現するデザインと、コンセプトを一貫性を持って継続して伝えるブランディングを得意としている。
また、個人・企業向けICT講師として、小学生からシニア層まで様々な職種の1500名以上の方から相談を受ける。2005年全国639校中受講継続時間1位の他、特別支援学校デザイン講師、商工会動画編集講師、障がいのある方にデザインスキルや働く意識などの指導も行い、障害者技能競技大会(アビリンピック)のDTP・Web競技等において全国大会出場者7名を育成し、2019年には全国大会DTP競技において栃木県初の銅賞者を輩出。
会社経営経験は20年を超えたが、首の皮1枚で生き残っている状態を改善すべく、最近やっと自己変革に着手。企業として健全に成長させることに本気で向き合い続けている。
隠れたこだわりの煎茶と珈琲を美味しいと言われると喜ぶ。「ねこゼ®」とは一心同体。
JAGAT認証DTPエキスパート・マイスター
メディア・ユニバーサルデザイン・ディレクター
フォトマスター検定1級
サーティファイ認定講師(Office・Illustrator・Photoshop・Webクリエイター)
初級システムアドミニストレータ
初級障害者スポーツ指導員
サービス管理責任者
栃木県障害者技能競技大会 DTP競技委員(2014-2016)
特別支援学校社会自立支援事業企業アドバイザー(2017,2020)
うつのみやデジタルスクエア“デジタル専門家”(2024)
Adobe Community Expert(2025-)
アドビことはじめ クリエイティブカレッジキャンパス Photoshop担当エキスパート
他