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コトのデザイン研修で発表するメンバーと発表を聞くメンバー、スタッフ

理念の共有を深める目的で、第1回コトのデザイン研修を開催しました。

芯和

2023年10月4日、スタッフ3名とCocowaメンバー3名が参加し、第1回「コトのデザイン研修」を東京インテリアインターパーク店で実施しました。
また、10月9日に、参加メンバーそれぞれがまとめた内容を発表しました。

「コトのデザイン研修」は、2018年まで就労移行支援事業でデザイナー育成のために行っていた「デザイン研究会」を発展させて企画したものです。
芯和の理念である「コトのデザインで和を創る」を浸透させ、福祉事業所の利用者も含めて一人ひとりが理念にコミットして仕事がしていけるようにすることを目的として、これからも継続的に開催していく予定です。

第1回目は、共通言語を持てるようになるための入口として、一人ひとり全く違う感覚をもっている言葉である「おしゃれ」について。
実際にお店に行き、自分の感性ではなく自分が選んだ社内の誰か一人のために、その人が仕事に集中できるようなおしゃれな小物を選ぶこと。当然実際に置いても会社のコンセプトを崩さないようなものである必要もあります。

発表内容として、事前調査したこと、他のお店を見て検討したこと、当日現地で調べた・見た・考えた・伝えたいこと、最終的に選んだ物と選んだ理由、今回の研修で得たこと、大変だったことなどとしました。

結果として、それぞれ想定していた以上に考えたり観察したり準備をしてくれ、今後の成長のためにとても良い機会となったと思います。
以下、メンバーが今回の研修で得たこととして挙げた内容の一部です。
「今まで本当に他人がどう感じるのかを考えて物を選んだことがなかったので新鮮だった。仕事の人間関係にもつなげられると思った。」
「相手を想定して聞き込み観察をできるだけ多くすることで普段見る力も養われる。相手からするとおしゃれではないものもあるということが一筋縄ではいかないと実感した。どうしても自分目線で見がちになってしまうが、相手が本当に良いと思うことを考えるよい機会となった。」

デザインの仕事に限らずだとは思いますが、事前の調査や準備はとても重要です。もちろん実際の制作も重要ではありますが、本質を捉えた情報を事前にどれだけ得られているかによってコンセプトの質も変わり、結果的にできあがるモノの質も、それによってもたらされる効果も大きく変わると考えています。

ご協力いただきました東京インテリアインターパーク店の皆様、ありがとうございます。

Masanobu Aoyagi

Designer/Photographer/Educator/代表取締役

有限会社芯和代表取締役。デザイナー・フォトグラファー歴15年以上、ICT関連講師歴20年以上。
ヒアリングから、契約、ディレクション、写真・動画撮影、編集、配信、グラフィック・Webデザイン、ユニバーサルデザイン、セキュリティ、コーディング、プログラミング、機器オペレーション、教育までを行う。
信頼関係の構築を重視しており、障害福祉経験10年も活かし、より深い相互理解に基づいた本質を表現するデザインを得意としている。
また、個人・企業向けICT講師として、小学生からシニア層まで様々な職種の方から相談を受ける。2005年全国639校中受講継続時間1位の他、障がいのある方にデザインスキルや働く意識などの指導も行い、障害者技能競技大会(アビリンピック)のDTP・Web競技等において全国大会出場者7名を育成し、2019年には全国大会DTP競技において栃木県初の銅賞者を輩出。
会社経営経験は生存率0.3%未満といわれる20年を超えたが、首の皮1枚で生き残っている状態を改善すべく、最近やっと自己変革に着手。
隠れたこだわりの煎茶と珈琲を美味しいと言われると喜ぶ。
「ねこゼ®」とは一心同体。

JAGAT認証DTPエキスパート・マイスター
メディア・ユニバーサルデザイン・ディレクター
フォトマスター検定1級
サーティファイ認定講師(Office・Illustrator・Photoshop・Webクリエイター)
初級システムアドミニストレータ
初級障害者スポーツ指導員
サービス管理責任者
栃木県障害者技能競技大会 DTP競技委員(2014-2016)
特別支援学校社会自立支援事業企業アドバイザー(2017,2020)

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