
とちぎ高次脳機能障害友の会パソコンボランティア2025
芯和
2025年11月8日、とちぎ高次脳機能障害友の会様の定例会で、継続して実施しているパソコンに関連付けた経験の機会提供ボランティアを実施しました。
2022年に生成AIが登場してから2024年までは数回にわたり、生成AIを活用することで高次脳機能障害がある方々の生活に具体的に役立てられる部分はないか、様々な方向性から検証しながら実施していましたが、参加者の方々から「もっと簡単に楽しくしたい」という要望も受け、今回はCanvaを利用し、12月に開催されるクリスマス会で配るクリスマスカードを作成しました。
初めて触れる方がほとんどでしたが、「愛と笑顔が溢れる特別な日になりますように」など、それぞれ素敵なメッセージを書いたり、イラストや写真を配置したり、個性のあるかわいいカードが出来上がりました。
「楽しかった」「また絶対に来てください」などとても嬉しい感想もいただけ、ありがたいあたたかな気持ちで定例会を終えることができました。
芯和Cocowa®では、高次脳機能障害という障がいが医療機関でもあまり認知されていなかった10数年前から、目の前の高次脳機能障害の方たちの就労・復職支援を行うため、ご本人やご家族の方々に様々なお話をきかせていただいたり、東京の大学病院で行われる研修に参加したり、積極的に事例発表の機会に参加したり、試行錯誤を続けてきました。
初めて関わらせていただいた高次脳機能障害の方は、病気になるまで働いていた会社に復職でき、定年まで働いた後「芯和Cocowa®に来たい」と言って、芯和Cocowa®の仕事をしてくれています。
高次脳機能障害は脳の病気や事故などで脳にダメージを受けたことが原因となることが多いため、誰がいつなってもおかしくない身近な障がいです。高次脳機能障害への理解が進み、障がいの有無にかかわらず普通に生きられる社会のために、デザイン・ICT・障害福祉の専門家として、私たちにできることをこれからも継続していくつもりです。
もし、交通事故や脳の病気の後「以前と何かが違う」と感じながらも、お一人やご家族でお悩みの方がいらっしゃれば、ぜひ家族会につながっていただければと思います。
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とちぎ高次脳機能障害友の会の皆様、今回も貴重な機会をありがとうございました。

Masanobu Aoyagi
Brand Director/Communication Designer/Photographer/Educator/代表取締役
有限会社芯和代表取締役。デザイナー・フォトグラファー歴15年以上、ICT関連講師歴20年以上。ヒアリングから、契約、ディレクション、写真・動画撮影、編集、配信、グラフィック・Webデザイン、ユニバーサルデザイン、セキュリティ、コーディング、プログラミング、機器オペレーション、教育までを行う。対話と共感を通じた信頼関係の構築を重視しており、障害福祉経験10年も活かし、より深い相互理解に基づいた本質を表現するデザインと、コンセプトを一貫性を持って継続して伝えるブランディングを得意としている。
また、個人・企業向けICT講師として、小学生からシニア層まで様々な職種の1500名以上の方から相談を受ける。2005年全国639校中受講継続時間1位の他、特別支援学校デザイン講師、商工会動画編集講師、障がいのある方にデザインスキルや働く意識などの指導も行い、障害者技能競技大会(アビリンピック)のDTP・Web競技等において全国大会出場者7名を育成し、2019年には全国大会DTP競技において栃木県初の銅賞者を輩出。
会社経営経験は生存率0.3%未満といわれる20年を超えたが、首の皮1枚で生き残っている状態を改善すべく、最近やっと自己変革に着手。
隠れたこだわりの煎茶と珈琲を美味しいと言われると喜ぶ。「ねこゼ®」とは一心同体。
JAGAT認証DTPエキスパート・マイスター
メディア・ユニバーサルデザイン・ディレクター
フォトマスター検定1級
サーティファイ認定講師(Office・Illustrator・Photoshop・Webクリエイター)
初級システムアドミニストレータ
初級障害者スポーツ指導員
サービス管理責任者
栃木県障害者技能競技大会 DTP競技委員(2014-2016)
特別支援学校社会自立支援事業企業アドバイザー(2017,2020)
うつのみやデジタルスクエア“デジタル専門家”(2024)
Adobe Community Expert(2025-)
他